褒めて伸びるタイプと叱って伸びるタイプがいるなんてそんなことはないんじゃないかなってのが今のところの感じているところ。熱で伸ばして冷たさで固めるを繰り返して成長するのかなって。

子供は好きでなかなか叱るのに苦労した記憶はまだそこまで色あせていない。
ちょっと彼らがどうなったのかと少し思い出して心配になったりする時もある。まだ続けてくれていると良いのだけれど。

褒めるは基本だと思う。
当然子供に対してだけれど、これは大切。やる気になる原動力の一つになる。特に母親からの褒め言葉に子供はめっぽう弱い。だから親には可能な限り褒めてもらうようにしていた。
一番やってはいけないのは怒鳴ることだ。
声の大きさなどで威圧してしまうのは一番よくない。
ダメだと分かるには分かるみたいなのだけれど、何でダメなのかが怖さで考えられなくなってしまう。
ダメな事と何でダメなのかが結びつかないのだ。

大人が子供に怒りをぶつけるのは良くない。特になんでできないんだというのは最悪だ。
自分の思い通りにならない時に人は怒る。自分の理想と違ったり、思い通りにならないのはそもそも指導している自分の実力のなさに怒らなければならない。矛先を間違えてはいけない。
しかし、叱ることは必要だ。
リヴィングストン・ラーネッドという人の『父は忘れる』という手紙が紹介されているブログだかなんだかを昔読んで、怒ると叱るについてちょっと考えさせられたことを思い出した。

しかし、指摘されなければ分からないのが普通なので、怒られてもしっかり胸に刻むのだ怖くない。
怖いのは指摘されなくなることだ。成長を期待されないことだ。(§)